ドキュメントＪ「広がれ 棚田の小さな輪」 BS-TBS 4月18日(日) 10:00〜11:00 日本棚田百選に選定されている、大分県宇佐市の「両合棚田」。この棚田がある限界集落に半年間限定で移住した折田さんは、棚田を多くの人に知ってもらうべく奮闘していた。 大分県宇佐市院内町にある「両合棚田」は、日本棚田百選に選定されている。しかし、この棚田がある集落はわずか10世帯、22人の住民ほとんどが高齢者。2013年、国東半島宇佐地域が世界農業遺産に認定されたのを機に、１６年に棚田の再生プロジェクトがスタート。 そして１９年夏、両合棚田にひとりの若者が半年間限定で移り住んできた。立命館アジア太平洋大学の折田智基さん。大学の授業で両合棚田を訪れた際、その風景や住民の優しさにひかれ、この集落で何かできないかと期間限定の移住を決めた。 折田さんはこの両合棚田の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと、集会で棚田活用策を提案するものの、住民の反応はいまひとつ。半年間で自分に何ができるのかを模索する日々が続いた。限界集落の棚田で暮らす住民の営みと、そこに関わる若者の姿を追いながら、ふるさと再生とは何のためにあるのかを考える。